The MonaLasa's Show graham parker The MonaLasa's Show graham parker

シンプルだ。意志もある。楽曲もよい。本当によい。傑作だと思う。素晴らしい! だけど全く時代との接点がないと言う事だろうか?誰にもなんにも言われなかったと思う。

1988年、パンクもニューウエーブも通りすぎてしまった。1977年 ルーモアの最盛期から 10年、売れたい病 でアレンジ試行錯誤しまくりのグラハムパーカーが等身大に戻って放った 渾身の一作なのだけれど昔馴染みのファンが安心しただけでなんもおこらんかった。

ブリンズレーシュワルツ、アンドリューボドナーのルーモア軍団。みんな泣ける音を出す キーボードの人、ロックパイルのテリ―ウイリアムス、バックも充実!必要最低限。いい音楽がここにある。

会社に入って昔ロックが好きだった人が”昔のお気に入りのバンドが出たら手紙みたいに買うくらい” 見たいな事を言っていてフ―ンそんなもんかねと思ったけど、よく考えるとストーンズから何から 全てそういう事になっていて若いうちにどれだけファンを獲得しとくのが重要なのかもしれん。 グラハムパーカー程度の人だとホントに苦しいんだろう。このアルバムからファンになるなんて人は 皆無のはずだし人生は続く。でもいいんだと思う。決めたんだと思う。このまま唄いたい事がある限り その心情を吐露していくンや!それがロックや?

"I'm just your man”と言う曲が入ってて これで奥さんが美人だとちと興ざめだが40の不遇のおっさんが作った ホントに素敵なラブソングだと思う。

 ”僕は歴史に残るようなやつじゃないし

  語られるようななぞの男でもない

  君がずっと暮らしたいと思ってた男じゃないかもしれない

  石の様につるんと素敵な顔じゃないかもしてない

  だけど君が去る前に全部話しておきたいと思う

  僕が誰だか話しておきたいと思う。

  ”I'm just your man”

  僕は正義のヒーローどころかいい人間でもないし

  鉄でも鋼でも石で出来てるわけでもない

  金でもブロンズでも木でもない

  小さな事にも気づかないし、見えるモノも見えない時もある

  でも言うほどの馬鹿じゃない

  君の事を愛してる 君も分かってるでしょう

  君も僕が誰だか分かってるでしょう

  ”I'm just your man”

スティングとかスプリングスティーンだとどっちらけだけど、ホントよく分かる気がする。いいなあと思う。

グラハムパーカーはその後も 予算がないせいもあるけどこの等身大路線の傑作を続けていくけれども2000円 をCDに出すのがつらくなった僕はいつのまにか手紙を受け取らなくなった。そういう自分がせこくてホント嫌になる。

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