グラハムパーカーのニューアルバムが出た。今度はルーモアと一緒だ。30年ぶりくらいやろ。売れるか売れんか中途半端な立ち位置でなんとなく分かれてしまったのか喧嘩別れか知らんけれどとにかくかつてのロック界で最強のコンビネーションを誇った人たちである。
いやパブロック界でというべきか、とにかくブリンズレーシュワルツのギターもマーティンベルモントのギターもアンドリューボドナーのはねるベースもそんでハゲのボブアンドリュースのザバンドばりのオルガンも、いやジャケットの写真を見るとみんなハゲか白髪になってしまった。虹をバックにぼんやり映るジャケットはここは天国かというか冥土の土産かというかだが、この枯れぶりはやはりこの人たちはロックスターではなく市井のおじさんたちというべきか
グラハムパーカーという人はずー−−−ッと良質のアルバムを作り続けてきた人なわけでそんでずーーーッと売れなくなってたわけでしかし最強のルーモアとのコンビネーションでなくて若いバックバンドをつけて録音してるわけでアレンジも練れてなく昔はよかったというか一部のファンのみに向けた手紙というかだったわけで今度のニュ−アルバムの情報にはたまげたというか20年ぶりの最強パブロックバンドの復活なわけで
いやしかしこれはよくできているが最近の得意のフォークロックであるわけでいい、確かに良いがあの最強のロックンロールは聞かせてくれんのかというかこれじゃ初期ブリンズレーシュワルツにグラハムパーカーがゲストで入った感じジャンかというか
バンモリソン、ボブディラン、マークノフラー、ジョンハイアットとか、もう日記というか手紙というかそういうミュージシャンと同様に筆者はグラハムパーカーが大好きだけれど、それでそのなかでも一等好きだけれど、だからこれも素敵な日記として聞き込んで行きたいと思う。詩も時間のあるときに読み込んで行きたいと思う。願わくばグラハムパーカー&ルーモアは一等好きなバンドなわけでできればこれ一回限りではなくて何枚かアルバムを作ってもらいたいと思う。そんでもう一回、誰かが死ぬ前にこのメンバーで最強のロックアルバムを作ってほしいけれど、アナザーグレイエリアまでのアルバムまででも充分というか5-6枚最強アルバムを届けてくれたわけでそれで充分か、
もうメンバーも60は過ぎてるだろう、元気でいることがわかっただけでもうれしいというかそんな気もする。清志郎もブッカーTもロニージェームスディオも死んでしまったわけで
ボブアンドリュースのオルガンが全篇で効いておりラッパは入ってなくこじんまりと抑制の効いたおじいさんたちの諦観フォークロックである。