千葉 九十九里行  千葉 九十九里行

千葉は子供の頃 ちくらとドっかにいった記憶がある。子供が小学生になって御宿にも2回行った。 養老渓谷の緩やかな川も好きだし実は壮大な懐の深さは埼玉は足元にも及ばん。と思ったりする。

去年、竜飛岬のバンガローに泊まって非常に快適だったのに味をしめて千葉でバンガローを探した。 九十九里シーサイドキャンプ場というのがあって バンガロー1泊9000円というのに申し込んだ。

前日、ちと気になって自動車屋へ行くとラジエーターから水が漏れてるなんていわれて見たら確かに割れてて 代車もないみたいでしょうがなくレンタカーでサニーを借りる。5700円×4day。 

7/28 12:00 曇り空の下出発する。ぐわーっとジェットコースターみたいな、でもかなり疲れる首都高 を抜け千葉東金道路という 壮大な千葉県にいくつもある高速に乗ってぐわーっと終点まで行く。そっから目的地の 野栄町まで海を目指す。地名もよーわからん読み方するし山も海も持つ千葉を走る。
ルートはようわからんが兎に角、海に向かったら着いた。竜飛に比べるとバンガローも施設もかなり脆弱。 バンガローは三角形でインディアンの住処のようでちとがっかりした。値段相応なんだろうけれど。 全部民間でやるとこうなってしまうんやろう。管理は行き届いていて小奇麗。良心的な施設といえるのかもしれない。 
海水浴の下見に繰り出す。近くの”堀川浜”という場所は遊泳区域が横100mしかなく狭かった。遠く飯岡までいって みた。こちらの方はしっかりした海のようだったが途中から腹が減ってすし屋探しに目的変更になってしまった。 
飯岡は一見には魅力的な町でぼろい瀬戸物屋とかゆっくり半日過ごしたい感じだったけれど一般的な観光地でないために 食い物やが少ない。おばさんに”麺類はあるよ”なんていわれてもねー。海のものを食いたい。 
やっとすし屋を見つけて入った。寿司5000円+1800円追加さらにマグロ追加したが腹いっぱいにならずさして新しくも無く ここでさらにくうきにならず出る。中途田舎のスーパーに寄って刺身とか買いこむがこれも見事に古く良く考えると当たり前だが 一見が安くてうまいものを食うのは難しいか。 

7/29 下見と全く関係の無い"矢指ヶ浦海水浴場”というところに行く。海の家が2軒の小さな所でそのうちの1軒がやくざ貸切になっており 千葉にはやくざが多いと聞いた気もするがたいそうな迫力を味わった。海はテトラポットで沖と隔絶されており腰までで終わり、 子供用プールに入っているようなものでつまらなかった。子供たちは中途から貝及びカニ取りに企画変更しそれなりに楽しんでいた。 ちっこい貝は”でんな”というらしい。土地のものは食わんと監視のじいさんが言っていたが話の種に味噌汁にでもしようと持ちかえる。カニは から揚げでしかくえんので仕方なくおいていった。

宿の近くのスーパーで肉を買い、近くの鈴木水産というとこでホタテと岩がきとサザエを買う。海鮮バーべキューや。サザエは焼けるとロケットのように 飛び出し被弾したりして、また岩がきは包丁で開けたのでかなり難儀したが 海際で新鮮なものを食う という目的の一つを果たし満足する。うまかった。

7/30 雨 かなり強い。昼からドライブもかねて南の蓮沼村を目指す。ここは村だが海水浴施設は整っていて海には誰もいなかったが、なんとなく 歩いてみる。ハマグリ取りの地元の夫婦が引き潮を歩いていていいなあと思う。われわれもあたりを掘った。”潮吹き”という小さい貝は取れた。 海は風もあり波高く荒れているように見えたが波のある海に来るというのが目的の一つでもあり、やはり入ろうと思いやけクソではいる。波は高く子供の頃 の記憶の荒い千葉の海を堪能できた。でかい波に飲まれると翻弄されて一瞬心地よい無力感を通過する。よお分からんが大げさに言えばちっぽけな自然の一部である事 を体感してるような気もして非常に気分がいい。体を鍛えて山に登ったり、遠泳したりする人はより大きくこの感じを味わえるのかと想像したりする。 夜、やはり鈴木水産で貝を買いこむ。今度はカキとハマグリ。ハマグリは2300円/kg、カキ、サザエに比べ非常に高い。ヤクザのチンピラ風の お兄さんに聞くと鍋で蒸して醤油と味の素をかけて食うと絶品だよというので1kg買った。味の素はかけなかったけれどいわれたとおり蒸して食べて 汁は飯にかけて食った。うまかった。ついでに”潮吹き”も食った。

7/31 晴 うー晴れてしまった。帰るつもりだったがもう一回蓮沼へ行く。昨日安くしてくれた海の家”かわさきや”にまた入る。この日もちと安くしてくれた。 海水浴を堪能。昼飯に”ながらみ”という貝を食う。サザエを小さくした巻き貝やった。嫁は取り方のコツを覚えたらしくハマグリ取りに集中していた。 いくつもとる。東北人というのはやはり最後まで狩猟民族だったわけで恐らく縄文人の末裔なわけで1日で地元民と変わらず取れてしまうあたり血筋なのか。 体型その他只者でないと思っていたがやはり海女とかそういう第一次産業に従事すべき人材なのだろうと再認識させられた。 15:00で遊泳禁止となり着替えて帰る。夜、今日の収穫のハマグリをやはり味噌汁にして食った。これも非常にうまかった。貝ばっか食ったがまあ良い旅やった。

漁民と農民は明らかに異なっていて、漁民というのは魚採ってれば良いので人間関係が希薄で漁師町には敬語が存在しないらしい。翻って農村には複雑な人間関係が存在する。 鈴木水産の味の素のお兄さんといい、2番目の娘を見て”もうこっちのほうは始まってるの今の子は早いからねえ”と唐突に濃厚な笑みを浮かべて 話しかけてきたかわさきやのおばあさんといい、どこの海水浴場に行くべきか聞くと”どこでも一緒だ、監視員がいるかどうかだけだ。”と言い放ったあと延々と 自分の子供時代の事を話し出したどう見ても元漁師の鉢巻したファミリーマートのおっさんといい、 今回の旅であった九十九里の人たちはみんな漁師町の雰囲気を濃厚に醸し出しており キップが良いような気がして程度はトモカク複雑な人間関係の中で生活してる気がしてる元埼玉県人には心地よかった。  

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