Shades of Ian Hunter Shades of Ian Hunter

しばらく前に立川にディスクユニオンが出来てそこで10枚くらい買ってきたなかの一枚だと思う。部屋の奥の紙袋に入っていた。

イアンハンターという人にはあまり縁がなくてモットザフープルつうのも聞いてみたがあんまり感心しなかった。ラジオでかかってたstones風のロックンロールはかっこいいのがあったのだけれどという感じだった。

接点はわれらがバッドカンパニーのミックラルフス氏というかミックロンソン氏とのコンビが有名だけれど知らんからなあという感じだった。

ミックロンソンという人は美男子で死んでしまったが生前あまり評価もされなかったようでそういう薄幸な感じが琴線に触れるのやろう。イアンハンターという人は太っててサングラスかけててもっさりしていて薄幸な感じがしなかったがしかし充分に売れないわけで現在ではグラハムパーカーやガーランドジェフリーズと同じ薄幸な系列に入れても良いような気がしたりもする。

クイーンがデビューしたときに応援したか慕っていたか知らんがそんな関係をYさんに聞いたことがあるけれどstones風のロックンロールと綺麗なバラードとそんでここがちと違うと思うのだけれどこのきれいなバラードのきれいさがちと違うというかきれい過ぎるというかアメリカンロックのスケール感があると言うか、明らかに好みの問題だけかとも思うし、kinksにもそういうのあるやろうという気もするのだけれど、もしかしたら自分をカッコいいと思っているのではないかというかそういう自分好き感がやや感じられるというか、80年代のアルバムのコンピレーションらしく80年代で売れようと思った感じの中途半端さ故やもしれんが、いや確かにグラハムパーカーのリアルマッコーもそんなとこあるやろという気もするがもうちょっと本質的なとこでややあわんというか、RATTはいっとるといったら言い過ぎか、好きなロックの中であるのは確かだけれど

いやkinksのmisfitsはいろんなとこで評判はさしてよくないが筆者は非常に好きなのだけれどそれはkinksのひねくれさがないせいかどうかは知らんがそういうkinksの同年代のアルバムに感触が近いというかレイデイビスが時々見せたきれいなロマンチックなとこに近いといえなくもなく聞き込めば好きになるやもしれん

もう2012年である1980年にすでに古参だった音楽家の迷走アルバムを聞き返してもしょうがないのは自明だけれど、しかしこのときにこの人が感じた迷いとこの人が持っていたやけくそロックンロールの感覚はやはり他のどの年代のミュージシャンとも異なるわけで1970,80年代のロックンロールのもっていた特性というかその感覚を共有できるというか社会に参画したくない観というか正しく生きてもしょうがない感というか、正しく生きるのはヒッピーかそれとも違う、しかし会社に入ってがんばるというのもちっとというか、ようするに引きこもりの末のやけくそ感というか、子供の戯言感というか

最後のほうにライブが入っておりかっこいいギターロックであり、いや確かに今聞けば古臭いのだろう、清志郎がもうソウルで充分だっつってつまんなくなってしまったけれど、そんでこういうギターロックの形骸化バンドを2010年でもやってるバンドもあるやろうけれどイアンハンターさんの2010年のアルバムがあれば是非聞きたいと思わせる素敵な音源である。イツまでやるというのもあるけれど今どう思ってるつうことのような気もしイアンハンターさんの2010年版やけくそロックンロールがまだ充分に2010年なのか確認したいと思ったりする。

多分このアルバムは100円だったと思う。最新アルバムがあるならば是非聞かせていただきたいと強く思うロックンロールプリズナーつうかロックンロールワンダラーつうかそういう方の一人であった。

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