THE BEST OF JACKSON BROWNE THE BEST OF JACKSON BROWNE

甘いんじゃないの  つうのがジャクソンブラウン評の多くかと思う。実際甘いような気がしてずっと聞いてなかったけれどこの間たまたま見た夏フェスの映像がカッコよくて中古盤屋で買ってみた。

ニールヤングもブルーススプリングスティーンもジョンハイアットも硬派といわれても大陸の音楽家は甘い素敵な曲を書いたりする。なんつうかあきらめを含んだ優しさというか甘さというかイーグルスもそうなのやろがそういうアメリカンあきらめミュージックの大家というか諦観を持った丁寧な楽曲というのはしかしそれはちとカントリー入ってるだけでしょといわれればやもしれんといわざるを得ず、しかし昔はこれだけ優しさ諦観のオンパレードだとやはり聞けんかったはずだがしっかり聞けるのはやがり歳をとった証拠というか日本人の民族音楽というか演歌に行かずにカントリーロックに食指が動きつつあるのはこれまでの音楽聴取履歴からは当然の流れなのかもう少しすると東アジア特有の民族音楽にも食指が伸びるのかしらんがとにかくキャロルキング、ジェームステイラー、ジャクソンブラウン、などのアメリカン良心と呼ばれる音楽を聴けるようになったのはこれは年齢を重ねた結果であることは確かだと思うけれどしかしこのままだとウイリーネルソンとかそういうほうにも行ってしまうのか不思議だがジャックジョンソンとかもそうだけれど自然体というか無理せずというか丁寧で諦観でつうのは昔から好きだったパブロックにも通じるというかパブロックの本物というかアメリカンロックでバンドが一番好きだったのはやっぱりここまで無防備ではないカッコよさというかコート着てタバコくわえて無口で歩いてる風情のバンドの皆さんの大人のカッコよさというか二番目に好きだったリトルフィートはといえばやはり他に無い超絶のバンドサウンドはしかし確かに衝撃なわけで性格悪そうで揉め事の多かった太っちょローウェルはそのだらしなさで十二分に危ないロックだったわけでじゃジャクソンブラウンがロックといえば明らかにこの基準ではロックではないがしかし筆者は若い頃から経験がなくそんで今となっては不可能になってしまった真ん中わけがここまで似合うミュージシャンは他にいないような気もするジャクソンブラウンはどのロックミュージシャンも1曲は書くであろう過去への憧憬系の甘い唄の一品料理で20年以上商売しているわけで極上の一品料理bestはしかし一家に一枚というか歳をとるということが多かれ少なかれ人のために生きるということを含んでいるとすればそういう人たちのための優しい負け犬音楽というか疲れを取るというか癒しというかBGMというか既にそれはロックではないかしらんがそんなことはどうでも良いわけでランニングオンエンプティしか聞いたことがなかったジャクソンブラウンのbestは予想通りの音で予想通りの安らぎを与えてくれしかしそれは音楽の持つ根源的な重要な作用でありフツーの人にフツーに作用する素敵な音源なわけでそういう意味では筆者もフツーのハゲなわけでパブロックやらストーンズやらパンクロックやらそういう短絡ハゲ嗜好から少しづつ脱皮できているかしらんがいや短絡的な思考法はやはり短絡ハゲからは脱皮できていないような気もするが長い無駄な時間を経てやっと大学1年のときに軽音部に行くやつの気持ちがわかったというかいやしかしこれは大学を卒業して20年以上の歳月なわけでこの歳月をもって得た結論が軽音に行ってgalとジャクソンブラウンやるのも悪くないというのは悲しすぎるのではあるがきっとジャクソンブラウンさんはみんなそんなモンだよと慰めてくれるような気もし10年後にはそういう悲しい気持ちの人に優しく声がかけられるようになれることを楽しみにしてジャクソンブラウンを楽しんで生きたいと思ったりする。いやしかし いつになったらまともな人間になれるのだろう。

ホームに戻る