20040822 情念のフェスティバル 横浜 7th Avenue  20040822 情念のフェスティバル 横浜 7th Avenue 

情念のフェスティバルつうまことに時代がかったタイトルは吉野大作氏の命名らしい。その名前とはまったく似つかわしくない 高校の学園祭のような看板は誰が作ったのか、或いはこのフェスティバルを象徴していたような気もする。  見所の非常に多いコンサートであった。

キヨステ:メンバー交代したばかりなので音がまだ固まっていない。というかドラムスの交代はこれはしかし確かに劇薬である。 筆者はこのドラムを何回かみたことがありうまいという印象しかなかったが、つまりそれは本気ではなかったようである。 本気の彼はまさにキースムーンかジョンボーナムかというドラムスであった。叩いてるわけではなく手足が勝手に動いてるその風情の 良さはもちろん、キャラ含め、自分の色を強力に持っている。 今までの延長じゃないアンサンブルを本気で考えにゃあかんやもしれん。 バンドつうのは生き物なんで一人かわりゃ変わるがしかしまあこじんまりした個人商店の味があったバンドが 百貨店並みの資金を得たとも言えるわけでどうなるか楽しみとも思う。気楽なことを勝手に言えば 強力なボーカルを加えて 柴田氏はピートタウンゼントの位置に収まるつう事も可能なわけだが...演奏を含めた説得力があるとすればそれを大きく持てる チャンスなわけで余計なお世話だが頑張っていただきたいと思う。

パパイヤパラノイヤ:いやこれはまさに衝撃的であった。歌の女性の強力なキャラにまずライブハウス全体が引いてしまった。 場が違うというか何かをふっきているというか筆者も慣れるのに時間がかかったがしかし慣れてしまったらこれほど強力なものは ない。ロックンロールにしがみつくのかそれとも時代とともに変わるのがロックンロールか。ニューウエーブつうのはそういう命題を抱えてたようなきもするが 確かにこのデジタルロックつうのは吹っ切った超強力なロックンロールであった。女の人は偉大である。横浜のお客はおとなしいって言ってたらしいが しかしこれは客側の問題に100%転嫁して良いと思われる出色のできであった。bassの女性は日本ロック界で5本の指には入るであろう。とにかくスーパーであった。

トラメ:安定した感じやった。パパイヤ聞いた後だとスクエアな感じも受けたがしかし 男ちゅうのはそういうもんやもしれん。 勝手な事をいうとベースの人の立ち位置がちと前過ぎる気がしないでもない。ほかのメンバーはみんな背が低く全員マイク並べると なんとなくダークダックスというか収まりが悪い気もしてベースの人は背が高いわけでここは遠近法を使って立体感をと思ったりもする。 大きなお世話である。 

吉野大作: 立派な人である。横浜国大野音30周年 いったいこれが何なんだ、この人が言うのはやはりロックっぽい。ギターの音が 大きい気がして歌詞が聞き取りにくかったがその歌詞を一生懸命聞き取ろうとさせる歌はやはり説得力があった。頭のいいジョンレノンというか それは言い過ぎというか意地悪さと醒めた眼と。

シーナ&鮎川誠:いってみればオーバーグラウンドの人なのだがこういうイベントに来てくれてトラメが偉大なのか鮎川氏が偉いのか その両方といえるのだろうがトラメバックにお得意のナンバーを連発する鮎川夫妻つうのはやはり尊敬すべきフランクさといえるか?  ウイルコジョンソンが無名でもやる気のある若いやつに学ぶべきみたいな事を いってたのを読んだ事があるがつまり出してる音が大事なのよつうロックンロールの基本つうかロックンロールの名人であった。

他見所としては、

吉野大作氏作曲のブルースナンバー?を鮎川氏とセッションしてたのはしかし曲の完成度も手伝い素晴らしい瞬間だった。 真のコラボレートというかいやあこの2人でなんかやればでるとこでりゃものすごい事になるのではと想起させた。 

吉野氏、鮎川氏の”風に吹かれて”は コーヒーカップを持ってでてきた鮎川氏がまずかっこ良かった。ロックである。 次にシーナ氏が出てきたが吉野氏に”素敵でしたわよ”というと氏はかなり照れていた。 両氏ともロックであった。 

最後のロックンロールセッションのパパイヤはまたかっこよかった。ステージ両端にそれぞれ陣取りデジタルな振り付け でチャックベリー、stonesナンバーを踊っていた。ロックであった。何よりかっこよかった。 

鮎川トラメセッションで中途で訳わからなくなる事がありみんなでどこで終わろうかつう感じがあったがそれをまとめる能城氏の奮闘、 route66の初め、トトトンと入ってくれとドラマーに言ってたが伝わりにくいと見るといきなりギターをかき鳴らした鮎川氏、鮎川氏にギターソロを振られ しかしいつもの風情を崩すことなく飄々と弾いた宮武氏、打ち上げに出ることなくさっさと帰った吉野氏、ロックンロールセッションで手数の多いbass がずっぱまりだったのも印象に残った。

見所の非常に詰まったコンサートであった。 

    

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