STILL LIFE WITH GUITAR KEVIN AYERS   STILL LIFE WITH GUITAR KEVIN AYERS 

ケビンエアーズが死んだのを知ったのは死の一ヵ月後やった。フランスで死んでしまったらしい。ストレンジデイズにインタビューが載っていて、フランスでの生活はそれなりに楽しそうやった。

市場に行って食材を買い込んでそれが一番の楽しみだということやった。すでに人生のほとんどを半隠居のような生活やったケビンエアーズ人生の最後にも人をうらやむこともなく、ロバートワイアットにしばらくあってない非礼を後悔しつつしかし最近会えたことを喜んで、しがみつくことなくひっそりとシンダンヤロウ。

インタビューにはpopstarに成れなかった気持ちはどうか?なんて聞かれて

そもそもポップスターって、もともとそういう人か、そうなりたいと強く願う人か、そのどっちかじゃないとだめなわけよ、僕はどっちでもないからなあ なんて答えていて、相変わらずのかっこよさだったのだけれど

still life with guitarって素敵なタイトルだと思う。ホンとそういうことなんだと思う。ケビンエアーズはギターを弾いて歌うことが好きだっただけなんだろう。そんで年をとったけれどstill life with guitar で無理することなくたまに気が向けばつま弾いていたんやろう。

病気の知人に聞いたら 知ってるよ フーテンだろう っていっていた。昭和の日本ならフーテンなのやろう。しかしなぜかこの腑抜けポップチューンとアバンギャルドサイケと、晩年は腑抜けポップチューン目白押しなわけで、とにかくすばらしい。知ったのは最近だけれど、ロック界で一番かっこよい人と位置づけてよいのではないか、いやあ売れるチャンスはいくらでもあったのにルックスもよいし頭もよいし曲も良いのに、シドバレットがおかしくなるのも、ジミへんが死んじまうのもまじかで見て、真っ平ごめんとはしごから降りて、しかしその後も変なロックの人たちからは尊敬を集めており、しかし飛び切りの腑抜けポップチューン、ソフトマシーンは伊達じゃないサイケロックチューンも、要するにドンだけ才能があんのというか

ケビンエアーズのアルバムを再発版含めてかなり買った。フーテンだから身内はいないのだろうか、内縁の奥さんはいるのかな、印税が少しでも入るようにとあとロック界で一番かっこいい男のアルバムはそろえておきたい気がしたりした。

安らかに、ケビン!

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