最低の平均台  キヨステ 最低の平均台  キヨステ

充実している4人キヨステの3rdアルバム。アンサンブルも充実しトニカク素晴らしい。

筆者はやはりなんと言おうと4人キヨステのファンである。伝えたいものを伝えるには 詩だけで良いかもしれないが しかし同じ詩でも良いメロディに乗って良いバックに乗って 伝えられるとやはり大きく伝わる。

金子みすずなんて読んでると良い詩つうのはバックなんてなくても十分伝わるがしかし ロックバンドの詩つうのは音楽に乗って初めて作り手の頭の中に出てくるわけで音楽が触媒になっており 優劣でなく上下でなく別ジャンルというか、もちろん金子みすずの詩にメロディをつければ素晴らしくなる事は 言うまでもない。

最近のバンドの中では詩が最も充実しており伝えたいものがありロック詩であり そして鍵盤も入って伝えられる手段も充実させたキヨステである。

the band の唄心とパンクのいったれ感の融合つうのは筆者は他に知らん。もしかすると アイルランドの方にあるのやもしらんがしかし稀有だと思う。

SPITZに似てるなんて言ったら口をきいてもらえそうにないが資質としては少し 似ているのではないかと思う。

1曲目からロックキヨステ全開である。Voの柴田氏は公務員らしく恐らくその最も公務員らしい 上司に対して激烈なロック詩をぶつけており、これを辺境からの日本の公僕システムの変化ととるべきか ややこしい部下を持った最強公務員さんの心中を慮るべきか、筆者は圧倒的に後者だが しかし或いは矮小かもしれんこのテーマから最強ロックンロールを作り上げる作者の ロックぶりは他に比類なきもので迷惑を承知の上で言うと矢沢栄吉ではなくこれがロックなのである。

2曲目もまた作者の狭量なロック振り爆発の名曲で優しい鍵盤の音にかぶさる唄は 知り合いのロックバンドに向かっているのか、自分のやってる事への確信と逡巡と、

5曲目の”下手な絵”つうのは グラハムパーカー等が得意とするいったれロックンロール。 4曲目の”いつか白い花”つうのもまた素晴らしい。the BAND への正式な回答なのか?

遅れてきたファンとしてはけいけいな事はいえんがしかしこれはホントに確かに 充実した作品なわけで充分な高みだがこのまま行くとどこまで行ってしまうのだろうと心配 になるくらいの充実振りであった。

しかしこの充実の一端を担っていた鍵盤の方が辞めるらしく、恐らくささやかな性格であろう その馴染みかたに多少勝手に心配はしていたが...残念ではある。

すると残るは ややこしさ神奈川最大級の芸術ロック男と この男に付き合わなければイケメンとして合コン等オーバーグラウンド の世界での活躍が約束されていたであろうロックンロールベースと かつてより美しかったであろうと想起 させるがアンダーグラウンド生活感をそこはかとなく感じさせその辺のジャリ女との違いを 無言で訴える迫力は五年後十年後を考えると真に末恐ろしいドラムと。
良く考えるとこれだけキャラ立ちしたバンドもないような気もして無責任な物言いではあるが いろいろ大変だろうけれど頑張っていただきたいと思う。

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