Woman Overboard LINDA LEWIS Woman Overboard LINDA LEWIS

ディスクユニオンでサマーバーゲンというのをやっていてはじめて行ってみた。どこ行こうかなあ、と思ったが吉祥寺がいいかということで 立川はなんかなあ、新宿はやや遠く感じてしまうし、多摩の奥のほうに住んでいると吉祥寺はほどよい感じがする。

バーゲンだから朝一に行くべきかと思ったが生来のぐうたらというかついたのは午後一だったか吉祥寺ディスクユニオンは平常通り、何のCD争奪戦もなく営業していた。

この前は、レッドツェッペリン掘▲好函璽鵐困離澄璽謄ワークが5枚1000円で売っており、買ったりしたがそんでダーティワークは久方振りに聞いたがそれほど悪くないと思ったりしたが バーゲンではあるがそれほどいつもと変わらず、5枚1000円コーナーのクオリティは寧ろ落ちており、中古盤屋というのはバーゲンに向かない商売というか、バーゲン度が低いというか、そういう バーゲンでロックのところをいろいろ探してもなかなかいいものが見当たらず、プログレッシブコーナーや黒人コーナーに行って、リンダルイス、ロジャーチャップマン、マイクパトゥという70年代実力あって売れない系といわれるボーカリストのCDが安く どさっと買い込んできた。マイクパトゥなんて、一度も聞いたこがないわけで

リンダルイスつうのはロッドスチュワートバンドの中心人物だったジムクリーガンが元夫、プロデューサーで天使の歌声ということだけれど、ブリティッシュソウルの裏最高峰、永遠のティーンエイジャーというようなことだけれども、しかしそのリンダルイスがアメリカンショービズのど真ん中の人々と組んで 70年代の毒気にさらされて、惨状になっているといわれているアルバムがこのウーマンオーバーボードでようするに、表ジャケットで乳首もあらわに裏ジャケでも挑発的な視線なわけで、こういう人じゃないのだよ、間違ったプロデュースの駄作と評判のアルバムなわけだが

しかし、このオーバープロデュースも悪くないというか、実際はソウルミュージックの女子アルバムは殆ど聞くことがないが、いやその中でも素晴らしく、何でこれが売れなかったのか、売れたくて売れなかったからその基準でいえば勿論駄作なのだろうが、この時期のリンダルイスはもう、無敵状態といっていいのではないか

ホンとはキャロルキングにも通じる素敵なシンガーソングライターなのに理解されずマライヤキャリーとして売り出されたわけだが、勿論マライヤキャリーやアレサフランクリンのような押し出しの強さはなく、華奢なのだけれど、黒人だから、 キャロルキングはないだろうというか、アメリカで売り出そうといったときのパブリックイメージはこうならざるを得ないというか、和洋折衷というか、勿論そうだろうけれど、どの曲も、シンガーの素材のすばらしさが伝わる、ゴージャスな結果的に素晴らしいアルバムやと思う。

ジムクリーガンはロッドスチュワートと大もうけしたやろう、リンダルイスの友達のロバートアーワイは、イギリスの白人ソウルギタリストの最高峰らしいが、レコードコレクターズでリンダのバックの仕事ももう終わりだし、仕事ないなあ、なんて言っていた。リンダルイスも成功をつかめんかった。

一握りの成功者とその他の人達としていいのかよおわからんが、ブリティッシュソウル系の人達は、パブロックにも通じる人のよさというか、その上品な清貧な音楽性は素敵で、ココモは高くてかわんかったが、少しづつ集めてこうかなあと思ったりする。

グラハムパーカーやウイッシュボーンアッシュと同列のアメリカで売れたい病イギリスミュージシャンと同列には扱いにくい、リンダはあんまり売れたくなかったのではないかと思わせる素敵な人柄に思える。

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