Once in a bluemoon Frankie Miller Once in a bluemoon Frankie Miller

フランキーミラーの名前は高校の時から知ってたと思う。ニックロウのLPに参加アルバムみたいのが載っており そこに書いてあった。ずーっと聞きたいと思ってたんだけど機会がなくて社会人になって2in1の再発を買った。 秀作だと思う。素晴らしい。ブリンズレーシュワルツは大好きなバンドだけれどこれを聞くとボーカルがよわかったんだ。 と認識できる。演奏、唄、楽曲がマッチした極上の一品である。

こじんまりrockの最高峰と言っていいのではないだろうか。唄が本モノだとザ・バンドとの比較もあながち外れてないような気もしてくる。 うーん 1stアルバムにして圧倒的な完成度!このままバンドとしてずーっと続いていればこじんまりとではあるが物凄い事になったのではないか?

正直ではったりがなくてフツーで音楽が好きで斜に構えてない、大勢の人をダマすようなマネは出来ないけれど音楽は大好きである。

バンド組んでた時、いろんな人を見たけどみんな自己顕示欲が強くてつまりそれでやってるわけで自分のバンドが一番で それが音に表れていて こういう長者の風の人は皆無だったと思う。80年代がそういう痩せた時代だったとも言えるし、日本とイギリスの違いもあるんだろう。

フランキーミラーは駄作を作らなかったけれどこの後は ロッドスチュワートで行こう!とか次はポールロジャースで行こう!とか なんとなく企画も見え隠れする感じが出てしまってこの辺はジョー山中とか上田正樹とか日本でも”ロック唄うたい”が陥る迷走と言えなくもない。 この手の成功はホント ロッドスチュワートが唯一ではないかと思われる。

キズをなめあっていきる。引きこもる。強くない。そっとしといて欲しい。僅かな糧でつましく生きる。正直であるように願う。

フランキーミラーは優しい、すんごく ショウもない悩みにも付き合ってくれると思う。21世紀になって大競争時代かなんか知らんが 確実にいきにくくなってる訳でフランキーミラーなんてお呼びじゃない。もっと即効性のキクやつが必要なのかもしれん。

派手で破壊的で衝動的で断定的で高圧的で極右で或いは極左でまたは極北でつうやつが必要なのかもしれん。 少なくとも売れるために何かもひとつ仕掛けが必要なのかもしれん。

巨大なスーパーマーケットは便利だが安い八百屋で地物のやつを買いたい。巨大なマンションは便利だがみんな見下ろして申し訳無い。地べたに寄り添って暮らしたい。 水洗便所は便利だがウンコ屋が来てすげ―クさかったあの頃も悪くない。道端にウンコが平気で落ちていて2ヶ月に1っぺん位、踏みつけたあの感触は決してよくはないが悪くも無い。

30年前に作られた フランキーミラーの1stアルバムは悪くない。この時代まで人間が人間サイズで暮らせた証拠といえなくもないと思う。

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