WOODSTOCK ALBUM THE MUDDY WATERS WOODSTOCK ALBUM THE MUDDY WATERS

マディウォータースとBBkingがどっちがどっちかわからん程度のブルース好きなわけで最近はブルースの心地よさは理解しているつもりだけれどしかし深い森の前の原っぱ程度のところなのだろう。

しかしいまさら深く勉強しようとも思わないわけでbookoffみなみの店で500円以下なら買おうという程度のものだが、普段のマディウォータースバンドとザバンドが合体したこのアルバムは音の感触は大好きなわけで普通のブルースアルバムと違うのか似ているのか、これはリズムアンドブルースではないのだろうけれどブルースアルバムの中では非常に聞きやすく、リラックスしていて傑作だと思う。

音楽というのは日本では河原乞食がどうのこうのというか西洋でも遍歴楽師がどうのこうのとか、人を楽しくさせるものは実体を伴ってないわけでこれを生業とするのは非常に不安定で厳しいものであったかと想像するがしかしそれが音楽の持つ本質的な性質というか人に慰みを与える素敵な音階は人の慰みものになるということを幾分か含んでいるというか、正業としては不安定この上なく社会的な立場も弱いであろうと想像させる、その諦観を正しく感じさせる、すばらしいアルバムだと思う。

黒人の諦観、プア白人の諦観、音楽士としては極上な庶民の楽器の名人たち、遍歴楽師の末裔、いやアメリカには遍歴楽師はいなかったのではないか、しかしマスとなりえない不安定な大衆音楽ではあるが、しかし音楽の本質を正しく伝えることができる名人たちの録音技術があるがゆえに奇跡的に残った邂逅。

といったらおおげさか、そういうどうにいったすばらしいブルースが詰まっていると思う。

ブルースの森の手前の原っぱから見ればの話ではあるけれど

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