マラッカとtokyo Xとこれです。僕のパンタは。頭脳警察は聞いた事がない。 名前もそうだしなんとなく怖い気がしてた。高校の時 ギターを中途半端にやってた I君が頭脳警察のアルバムを何枚か持ってたのを見た事があるのだけれど、なんか 聞いてはいけない気がして借りなかった。じゃがたらもお気に入りだったIさんは大学行った後 レコード屋の店員になって その後政治家の秘書やってたのまで知ってるけど今はどうしてるのだろう?
RCが盛りあがった後ちょっとしてパンタも盛り上がる気配を見せたと思う。僕も次は絶対パンタだと思ってた。
圧倒的にカッコイイやんけ!唯一無二やンケ!清志郎みたく甘くないやンケ!
パンタのライブに行ったのかあんまり記憶にない。行ってないような気がする。清志郎は
すぐライブに行こうと思う、入りやすさがあった。しかしパンタはしっかりしてなきゃライブに行っちゃ行けないんじゃないか?
という身構える感じがあった。学生運動とかのからみもあるけど音楽自身が相手に要求する感じがある。
カローラのCMに使われた時があってこの時が売れ筋との最大の接点だったと思うけどしかしトヨタとパンタって 今考えると無茶苦茶ですな。
ハードボイルド、社会派とかいろいろある。やっぱり詞か、こんな詞かける日本人はいないのではないか? 選ぶ言葉が違う。全く違う。清志郎とか桑田とか良い詞を書くかもしれん。けどある振幅の範囲内での 言葉や。パンタの場合 使う言葉自体が全く異なっている。ルーリードとかザッパってそうなのか?詳しくわからんけど
都市ガス、マンション、ルフトハンザ、マラッカ。20万トンタンカー
絶対他の人が使わない言葉がぼんぼん出てきてパンタ流ロックンロールにちりばめられている。
自分に素直な人なんだと思う。マラッカのタンカーなんて普通ロックっぽく感じないと思う。
あんなでかくてすげー、あれはロックンロールじゃ、と言う。矮小なロックの発想から500%飛び出ている。
そんで極上のロックンロールになっている。
東京の人工的で無機質な感じ、高層ビルがいくつも重なってってそれは普通は否定するけど その中をバイクでかっ飛ばしていくパンタの音楽は廃墟の街を行くアキラと同様の括弧よさを感じる。 80年代の東京をこんなに括弧よく描写できた人はいないんじゃないだろうか?高層ビル作っちゃダメだというんじゃなくて これもなかなかカッコイイぜ!って
必殺の ステファンの6つの子 、不治の病の子への応援歌はとてつもなく優しく、美しくてそしてカッコイイ。
パンタは自然なのだ。唄の振幅はとてつもなく広く、全てパンタ流ハードボイルドロックンロールに昇華できる。 天才なのか?真の意味で唯一無二ということだろう。パンタの真似なんて誰もできないからパンタの後継者なんて 一人も出なかった。そういうシーンを形成する事もなかった。”はっぴいえんど”が日本語ロックの走りとかなんとか 読んだ事あるけど全く違うと思う。日本には唯一無二のパンタがいるのである。何がしの真似ではなく日本語でロックしたのは 大滝何がしじゃなくてやっぱパンタなんだと思う。だいたいはっぴいえんどつうのはロックなのだろうか?
最近パンタを全くきかなったせいか久しぶりに聞くと自分が凄く脆弱になってしまってる気がした。ウジウジしてる場合じゃないんだよ。 好きなように意志を持ってやるんだよ!正々堂々とやるんだよ!それがロックンロールだぜ!
パンタは所沢出身で元埼玉県民の僕は誇りに思っても良いんじゃないかと思っている。