PATTO PATTO

パトゥというバンドはマイクパトゥというボーカリストとオリーハルソールというギタリストが出会ったということらしく、ブリティッシュハードロックの売れないグループ 最右翼のバンドで聞いたこともなかった。聞くこともないというか。

1stと2ndをディスクユニオンにあって安かったので買ってみた。1stは特に感心しなかったのではあるが、しかし、改めて聞きなおしてみるとこれが良い!

説得力のある唄と変態早弾きギター、コードストロークの音はハードロック、ベース、ドラムは手数がやや多いというかそれでジャズっぽいということなのやろうが しかし確かに他にない、70年代そこそこなので歌を大事にしつつ、自由な、変態な音楽性であり、何より上手い!

流れるようなオリーハルソールのギターはしかしイッチョウしてオリーハルソールとわかるのはこの人の天才のなせる技というか、後にケビンエアーズと組んで朴訥 ポップソングに変態性を加えるわけだが、何よりこのギターで唄に寄り添えるところが他のギタリストと全く違うところでマイクパトゥはずっと前に、オリーハルソールもしばらく前に ついでに言えばケビンエアーズモしばらく前に死んでしまったが、この3人はフォロワーを出していないというか、30年間唯一無二の存在といえるような気もし、ロジャーチャップマンと チャーリーホイットニーのコンビはハードロックの原型とも言え、ミラーアンダーソンとキーフハートレーのコンビもその端整なアンダーソン節はオーソドックスといえばオーソドックスなもので マイクパトゥとオリーハルソールというのはしかし誰にも真似できん、ライブハウスでこれをやられたら対バンは裸足で逃げ出したやろう、しかしキャーとはいわれない、ジョンハイズマンの前で イアンペースがやるのを嫌がったと聞いたことがあるが、とにかくジャズ系の起伏の多い演奏は、観客を限定するのやろう、しかし、決して自己満足ではなく、唄に寄り添う部分が見えるというか 長尺の曲は演奏オリエンテッドなものもあるが

グラハムボンドを聞いたときも感じたがロックミュージックが巨大になる前にライブハウスで聞いたら物凄いことになっていただろう人達は幾人もいたやろう、そういう前史の巨人の独り のような気もし、1970年のアルバムのオリジナリティは素晴らしい。他の誰にも似ていないというか

1曲目のTHE MAN という曲が素晴らしい。ワンコード名のではと思わせる単調さで、しかししわがれボーカルと凄腕変態ギターで何とか聞かしてしまう。他のバンドでは不可能やろう。

これが出来るのはこの人達だけでその異端さゆえにマニアックというところに身をおき、ミュージシャンズンミュージシャンやったのやろうか、当時の状況はよおわからんが

ドラムは少しフーのキースムーンに似てるように思う。こういうバンドを聞くとキースムーンもひとり変態ドラマーということではなくてこの時代にいくつかあった手数の多いドラマーのひとりだったことがわかる。

マイクパトゥなんてフーにいたらフーは最強最高のハードロックバンドとして完成してたような気がする。しかしロジャーダルトリーなわけで、しかしまあ、両方曲をつくるヤろうし、猿回しとサルの関係には なりにくかったやろう、バンドつうのはおもろいもんだと思う。

パトゥの1STアルバムは完全なオリジナルアルバムだが、その断片をつなぎ合わせていくとハードロックの原型であろうことがわかるというか あんまり変態すぎてよおわからんがしかし、確かにハードロックの一原型やとおもう。

これらをわかりやすくまとめたのがディープパープルとかレッドツェッペリンなのではないかと思う。レッドツエッペリン1STは1968年か いずれにしろ整理がうまかったということやろうと思う。

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