Blue Views PAUL CARRACK Blue Views PAUL CARRACK

最近、ジョンレノン愛用のメガネ屋の支店が吉祥寺にあるという話を新聞で見て、大枚はたいてメガネを新しくした。丸メガネにはできんがオシャレかどうかわからんが、いやしかしプラスチックフレームでこの値段はとも思ったが、まるっきりジョンレノンみたいなメガネをかけた紳士的な初老の店員の物腰は柔らかく、いろいろ調べると高橋幸宏とかもかけているみたいで、しかしまあYMOもミカバンドもさして好きではないがそういうおしゃれ系はどうかとも思うがこっちもいい歳なわけでいつまでも近所のメガネスーパーじゃあなあということで”ジョンレノン”キーワードなら言い訳もできるやろということなわけで購入した。

吉祥寺に行くとディスクユニオンあったなあと思い出し、吉祥寺というのはしかし文化的ないい感じする街やなあと感じつつ、しかしディスクユニオンで探すのは500円コーナーなわけで、一生懸命探して何枚かかってきた。
その中の一枚やと思うポールキャラックのCDでいつごろのかわからんが、一定の評価を得たあとのものだと思われる。ちょっと前はエリッククラプトンのバックなんかもやったりしてすっかりメジャーな人なわけで、いやしかし確かに最近はイギリスではニックロウやスクイーズなんかより立派な評価を得ているのではないだろうか

さもありなん!という素晴らしいブルーアイドソウル、素晴らしい唄、素晴らしい楽曲、素晴らしい演奏、もうB級のかけらも、パブロックの匂いもありません。引け目もありません。素晴らしい、素敵な王道の、ほんとに素晴らしいアルバムだと思う。

エースはアメリカでちょっと売れたらしいわけで、もともと変化球ではなく直球で勝負できる人なわけで、長い間かけて自分を主張することなくゆっくりとひねくれpop路線から脱却し、エース、スクイーズ、ニックロウ、マイクラザフォードとゆっくりとやるバンドもメジャーになっていき、エリッククラプトンとやり、そんでイギリスでほんとに5本の指に入る素敵なソウルシンガーということを証明していったというか見つけられていったというか、日本では人気がないので500円未満でほとんどのCDが手に入るわけで、いやアメリカでもイギリスでも実際は似たようなもんかもしれんがしかし、ジョンハイアットとかと同じ瞬間も訪れるというか、ホントに素敵なアルバムやと思う。

吉祥寺に行くとポールキャラックに会えるわけで、近所のブックオフとはちと違う。そんなに贅沢ではないが初老で見つけた素敵な時間というか、時間を忘れてゆっくり赤ワインで楽しみたいというかいやあ、もうロックじゃないがメガネは高いがたかがしれとるし、ワインは1000円のやつだし、ポールキャラックはしかしずっと聞いてた人の長いあいだかけた傑作だし許していただきたいと思う。how long もやっている。40年歌い続けてるのやろ、こっちも30年くらい聴き続けてる。30年ぶりに聞いた how long は変わらず素晴らしいわけで、最高でした。

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