GOLDEN BEST KITTY YEARS AND MORE 上田正樹 GOLDEN BEST KITTY YEARS AND MORE 上田正樹

上田正樹のkitty時代の音源が出ていると知ったのはつい最近のことで、それでそれがtsutayaのラインアップにあるのを確認したのはしかしほんとにほしい音源をtsutayaで聞けるというのはtsutayaはやめようと思ってたけれど入ってよかったというか、これが聞けたのでもうやめるかというか

1970年代のキー坊はしかし秋の季節というか爆発的だったサウストゥサウスの時代を経てプッシュアンドプルやってそんでシンガーとしてのこれからを模索してたのやろう、筆者はRCとのサウス再結成競演ライブを見てファンになってたけれど当時は中学生だったのか情報はとにかくなく、しかし”上田正樹”というセルフタイトルのアルバムは内省的というか諦観というかそんなものに満たされていたわけで、しばらくして出た”the session”というミニLPはsinger上田正樹が秋の時代からやっと新しいポジティブさを取り戻していたようでとにかくこの間のkittyyearsは上田正樹がシンガーソングライター然としていた秋の時代だと思ったりする。

しかしthe sessionの4曲はどれもすばらしく”harder they come”の日本語カバーはジミークリフとボブマーレーのメッセージと戦う音楽レゲエのすばらしさに世界中がびっくりしたあの時代を思い出すというか、キー坊をもう一回やる気にさせたのではないかと思うが”鉄格子から愛をこめて”というのは女性とか売春婦とかいろいろな人になりきって歌う、演歌の手法キー坊はあまりうまくいったことはないと思うが、しかしそれが成功した少ない例という気もし好きな曲だし”東京ファンファン大阪サケトミー”もそんで"happybirthday”は佐野元春やスプリングスティーンのよくやるようなピアノで始まってピアノで終わるドラマ性というか大げさな感じはあるがしかしすべて完璧に決まった大傑作というか大好きというかこの4曲は上田正樹が曲を書いてないわけでシンガー上田正樹の一番の成功例だと思う。

”sweetsoulmusic”を上田正樹がカバーしたがレコードを出さなかったのでRCと中が悪くなったなんてうわさを聞いていたけれど、音源があってレコードを出していたのは初めて知ったというか、そのsweetsoulmusicをN君と聞いたところN君はナンダコリャと大笑いしていたけれど、このカバーのときはRCはまだ新人バンドに毛の生えた程度なわけでキー坊流の崩しや食うところなんつうのはいや確かに今聞くと違和感はあるけどねというかとにかく、清志郎とキー坊つうのはどちらが年上だか知らないけれど当時はオーティス大好き清志郎が憧れてたというかそんな雰囲気、関係があったような気もし、いやしかしキー坊が歌うと正統的なオーティスフレーバーの曲に聞こえるわけでそれはそれで2人の資質を表してるような気がしたりする。

しかし持ってないアルバムの曲はナンジャコリャというような曲も多く10代のころ聞いたそのなつかし感がプラスされてるわけでよーするにそういう人にしか対象となりえないアルバムのような気もするが

鈴木雅之という人がいて上田正樹と同じようにR&Bが歌えるシンガーだったけれどこっちの場合は声量があり上田正樹よりうまいのではないかと思ったりしていたけれど、しかしN君に言わせるとオーティスはたいして歌はうまくないらしく、そんでミックジャガーはうまいらしい。バンモリソンなんて人はとにかくうたがうまいと言われていたけれど声量もあってそんでダミ声でがなる自分の節回しを持ってるわけで、ミックジャガーという人はこのソウルっぽい節回しをやらないために下手と思われてるのではないかというか、いやしかしスティーブウインウッドは丁寧で端正な人だけれどそれが歌にも現れてるというか別に丁寧に歌ってるだけで節回しはないと思うのだけれど、ポールロジャースにはそれがあり独特の節回しを持ってるわけで、そういう意味でいうと上田正樹というのはこのソウル節回しを自分のオリジナリティも含めて表現できる第一人者というか音を伸ばして中途半端な音程で終わり、そんでそれがおかしくない 、食ったり遅れたり自由自在なわけで、難波弘之さんが"結局歌のうまい下手は関係ない”といっていてそのとおりだと思ったがしかし歌がうまいというのは今もってどういうことで決まるのかよくわからないけれど、とにかく筆者が好きなシンガーは音痴なため自分では真似する事ができないが、とにかくソウルっぽくてそんで自分の節回しがあり崩してもおかしくない(がしかしN君は大笑いではあるが)、そんで崩しまくりの一番好きなタイプのシンガーです。

”悲しい日々”はキー坊が作った歌だと思われるけれどキー坊ミーツシンガーソングライターブームというかそういう曲だけれど初期清志郎の言葉使いとは比べられないけれど、しかしすごくいいと思うのはやっぱり思春期の思い出が加わってということなのか

上田正樹という人はステージではすごく偉そうというか誰とやっても一段上のように見えるというかそんな気もしその意味では小田和正に近い気もするがそれは古い人なだけともいえるけれどしかしそんなこともないような気もし、とにかく日本のミュージシャンなんつうのには余り興味なく、自分のやりたいことをやりたいようにやってきたそのわがままさというか心持というかそういう超然とした気持ちの強さを持ってるようなきもし、歌詞の繊細さ加減がいじけた清志郎とはだいぶ違うと思うけれど、そういう超然とした稀代のシンガーが自分のやりたいようにやってきたkittyyearsは駄作も多いけれどやっぱり普通の気持ちではいられず、再発してくれたことに感謝しつつ、この際、プッシュアンドプルも初期のkitty作品も買いそびれた再結成サウスライブもぜひ出していただきたいと切に願います。  。

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